ロードバイクとは
About Road Bike
ロードバイクは、舗装路を速いスピード(おおむね30km/h以上)で走る自転車です。前傾姿勢で運転するため、空気抵抗を減らします。ロード、ロードレーサーとも言われます。
ハンドルは特徴的なドロップハンドル(下に大きく曲がっているハンドル)です。ドロップハンドルであることで様々な体勢で運転することができ、より前傾姿勢をとることができます。
フレームの素材
フレームの種類はカーボン、アルミ、クロモリがあります。
カーボンは一番高価で、軽量で衝撃吸収性が優れています。ロードレースなどで多く使われています。20万円以上の完成車に使われることが多いです。
アルミニウムはカーボンに比べて安価ですが、カーボンより重たく、衝撃を伝えやすいです。そのためフロントフォーク(前輪を支えるところ)だけカーボンの自転車もあります。10万~20万円の完成車に使われることが多いです。
クロモリはカーボンやアルミに比べて重たいですが、衝撃吸収性、耐久性に優れています。完成車は10万円~のものが多いです。
コンポーネント
コンポーネントとは、ディレイラー(変速機)、クランク、シフト・ブレーキレバー、ブレーキ、スプロケットなどをまとめ、グレード分けしたものです。略してコンポということが多いです。ロードバイク用のコンポーネントはほとんどがシマノ、カンパニョーロ、スラムの3社が作っており、その中でもシマノが世界で最も高いシェアを占めています。ここではシマノ製のコンポーネントについて解説します。
ディレイラーは、フロントディレイラー(前にある変速機)が2段、リアディレイラー(後ろにある変速機)が11段の22段変速が今日の主流ですが、リアディレイラーが10段、9段、8段のものも存在します。
シフト・ブレーキレバーは基本的にSTI(シマノトータルインテグレーションシステム)のコンセプトのもとに開発されたDCL(デュアルコントロールレバー)(写真)です。シフトとブレーキレバーが一体化したレバーで、ハンドルから手を離さずに操作が行えます。
シマノのロードコンポーネントのグレード
(高性能・高価)
↑
DURA-ACE (デュラエース)
ULTEGRA (アルテグラ)
105
Tiagra (ティアグラ)
SORA (ソラ)
Claris (クラリス)
・・・
↓
(低性能・安価)
リアディレイラーは105以上が11段、ティアグラが10段、ソラが9段、クラリスが8段です。(2020年7月現在)
レースに出るには変速性能やブレーキ性能からして105以上をお勧めします。※ティアグラ以下でもレースに出ることは可能です。レースでいい成績を残すには、コンポーネントのグレードより体力のほうが重要です!(^^)!